2008年3月16日

今年も郡山の田んぼで白鳥のお別れ会

今年は、例年になく暖かかったので、白鳥は少し早めに帰り始めたようです。例年、1箇所に150羽ほどいるのですが、今年は50〜60羽ほどになっていました。

 田んぼの水を抜いて、白鳥が飛立つのを促すだけですが、2〜3日中に水が引き、そうするとそろそろ帰ろうかと、白鳥たちはシベリアに向けて飛び立つのだそうです。

 白鳥が飛立つと、いよいよ稲作の準備に入ります。白鳥に削られたあぜを補強したり、田んぼ全体にできた高低差をならしたりと、田んぼの修復作業が始まるのです。

 当日は、そのきっかけをつくるのが目的でしたが、田んぼでのセレモニー?が終わると、中村さんの奥さん手作りの料理で、お腹を満たしました。

 フキノトウのてんぷらや、菜花と梅をまぜたおむすびが、春を感じさせてくれたし、あんこが中に入っただし巻き風のあんころもちは大の人気でした。

 昨年はじめた白鳥とのお別れ会をきっかけに、中村さんは田んぼの準備を例年より早く始めることができ、昨年は今までにない稲作に成功しました。

近所の人は「今年はあれほどひどかった草がないね。除草剤でもまいたのかね」といわせるほど、ぼうぼう草だらけだった田んぼがうそみたいに、草が影を潜め、立派な稲が育ったのでした。

「去年がたまたま偶然だった、といわれないように、今年、きちんと稲を育てなくちゃならん」と、中村さんは気を引き締めて、参加者に誓うのでした。

 今年の成功を祈って、白鳥さん、中村さんとお別れしてきました。きっと今年も成功するよ、と思い、祈りながら、、、、。

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